12月18日の古賀市議会12月定例会の最終日本会議で、欠席の届出に出産を追加する会議規則改正案が賛成全員で可決されました。
私は賛成討論を行いました。少し長くなりますが、討論全文をアップします。よかったら読んでみてください。
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第100号議案、古賀市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、賛成の立場で討論します。
今回の改正は、本会議及び委員会の欠席の届けの「理由」に関する規定に、出産のケースを追加しようというものです。女性議員が出産する場合に、その理由を明確にして、事前に欠席届を提出することができるよう改正するものです。
これは、女性の議会への進出や議会での活躍の環境を一歩進める上で意義のある改正であることから賛成します。
また、会議規則の中での欠席の具体的理由を明示するという点からも一歩前進であり賛成します。
今回の議会運営委員会からの提案に至る過程では、改正内容について活発な議員間の自由討議を行いました。当初は9月議会への提案を検討していましたが、合意形成を重視し、自由討議を積み重ね、12月議会への提案となりました。
論点の一つは、出産だけではなく看護、介護、育児なども追加すべきではないかという点でした。
もう一つの論点は、「あらかじめ日数を定め」という部分について、いつからいつまでという基準をどう定めるかという点でした。
現行の規則では、本会議及び委員会について、事故のため出席できないときは、その理由を付け、当日の開議時刻までに議長に届け出なければならないとなっています。
この「事故」という文言は、交通事故や病気という内容もあれば、出産というおめでたいことも含まれると解釈できます。女性議員が出産のため欠席する時は、現行の規定に基づいて欠席届を提出することは可能です。
今後、議会申し合わせ事項で、事故とは「疾病、看護、介護、出産、育児、忌引、災害など社会通念上やむを得ない範囲」と具体的に確認しておくことが必要と考えます。今回はその第一歩として、出産を明記するところに意義があります。
また、「出産の場合はあらかじめ日数を定めて」とある部分は、「出産予定日の何週間前から、出産後何週間以内」と定め、「出産予定日を証する書類等の添付」を義務付ける必要が出てくると考えます。
今回の提案は、全国市議会議長会が国の要請を受け、市議会標準会議規則を改正したことが一つの契機であったことは確かです。しかし古賀市議会においては、前期から検討を重ね今期への引き継ぎ事項の一つでした。主体的に検討し今回、自由討議をふまえた合意の上で改正をしようというものです。
今後も、実際に即した会議規則の改正や議会申し合わせ事項の改正を行い、議会改革をルール面でも促進していくことを投げかけ、賛成討論とします。