一般会計予算案への賛成討論 執行上の留意点と議会としての点検・提言課題を指摘

インターネット録画画面から
インターネット録画画面から

 3月28日の古賀市議会最終日の本会議で、私は2016年度一般会計当初予算案に対し賛成討論を行いました。その主な趣旨は市長に対し予算執行上留意すべき点を指摘するとともに、議会側(所管委員会を中心に)が点検・提言すべきことを強調して述べた点です。

 その要旨は以下の点です。

①市長は「企業誘致に初めて踏み込んだ」と発言したが、担当職員がここ2,3年努力してきた企業立地促進条例等に伴う予算化である。そもそも新たな産業用地の可能性を視野に入れた情報収集は重要であり、市長のトップセールスが決定的である。その着実な執行を求める。

②第4次総合振興計画の前期基本計画の検証と後期基本計画の策定、中長期財政計画の策定、自治基本条例は行財政運営にとって重要な課題である。審議過程ではその具体的な進め方は明確ではなかった。市長先頭に職員一丸となった取り組みを求める。

③2025年問題に向けた健康寿命延伸の取り組みは最重要課題である。舵を切るのはこの分野である。特定健診受診率35%の目標を掲げたが、達成に向け市民総ぐるみで取り組むとともに、保健師の欠員状態の早急な解消を求める。

 予算執行上留意すべき点並びに議会側も点検・提言すべき点を指摘し賛成討論とする。

 今後9月議会における決算認定審査で議会として指摘事項をまとめ、次年度予算案にどのように反映したかを審議できるサイクルを目指すべことが目標だ。