私は9月9日の一般質問で、古賀市の健康寿命の数値を聞くとともに、後期基本計画に健康寿命延伸目標、地区担当保健師とコミュニティ担当職員の配置を盛り込むことを提言しました。
<現状と古賀市の対応>
①2014年度の古賀市の健康寿命は男性で79.84歳、女性で84.44歳。平均寿命との差は男性で1.25歳、女性で2.94歳。2010年から5年間の推移では健康寿命は上昇傾向にある。
②後期基本計画に健康寿命を延伸させる旨の記述を検討。地区担当保健師、コミュニティ担当職員については盛り込む予定はない。地域包括ケアシステム構築に向けた体制づくりを行う。
<私の提言>
❶健康寿命は他市との比較ではなく、古賀市での推移に関心を持って対応すべき。
❷粕屋町で2013年度から地区担当保健師を導入したこと、多治見市の総合計画の基本政策に地区担当保健師と連携して健康寿命の延伸につなげると明記されていることを紹介。
❸後期基本計画のスタート(来年4月)を1年程度遅らせて、市の方向性の議論、市民アンケートの実施などに取り組むことを提言。急がば回れが最善の選択であると指摘しました。
<市長の対応>
①古賀市の健康寿命のデータは自分の実感に近いデータだと思う。
②後期基本計画を1年遅らせるという提案は今日初めて聞いたので庁内で議論したいという答弁にとどまりました。
<まとめ>
❶古賀市の健康寿命のデータがともかく公表された意味はある。平均寿命との差を把握し、その差の推移を見てみたい。
❷今後5年間の後期基本計画で地区担当保健師の導入を明確にしなければ、古賀市はますます大きく遅れると思う。中村市長は全くやる気がない。ここを何とか突破する対策を研究しなければならないと思います。