9月19日の夜、NHKテレビは「ニッポンに迫る新たな危機 健康格差の解決策」という番組を放送しました。大変興味深い番組でした。以下は番組の紹介記事です。
所得や働き方の違いがあなたの命をも脅かす。日本では今、職業、経済力、家族構成や地域などによって、病気のリスクや寿命に格差が生じる「健康格差」の問題が深刻化している。
このままでは、社会全体の活力が失われ、医療費や介護費のさらなる増加にもつながる恐れがあるため、健康格差は“日本の時限爆弾”だと指摘する専門家もいる。
この状況は、雇用の非正規化とともに注目され、最新の研究では、非正規雇用は正規に比べて糖尿病合併症のリスクが1.5倍高いことや、教育年数が短い低所得の高齢者ほど死亡や介護のリスクが大きいことがわかってきた。
また、健康寿命の地域格差については国もその縮小を目標に掲げ、対策に乗り出している。
番組では、根底にある雇用や貧困の問題に向き合うだけでなく、国内外で始まっている先進的な取り組みや、専門家と市民の討論から健康格差を縮小するための具体案を提示。未来のために私たちが急ぐべきことを探っていく。