9月21日は9時30分から古賀市議会決算特別委員会では、水道事業会計決算に対する質疑のあと、一般会計と各特別会計の決算認定についての討論、採決を行いました。全体で3人の議員が討論を行いました。5日間にわたった特別委員会は終了しました。
私は以下のような討論をしました。
<一般会計>
❶決算を認定した上で、少子・超高齢化、2025年問題を見据えた行財政運営が重要な視点であること。
❷2015年度の大きな事業では、生涯学習センター建築工事、花見東地区公園用地取得、花鶴小学校普通教室増築などが取り組まれた。小中学校に対する1億1千万円を超える市独自の人的配置は大きな成果。
❸市政運営上は、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定の効果と弊害並びに目標設定の問題。第4次総合振興計画基本構想や前期基本計画検証の遅れ。人口目標見直しや財政計画策定が急務であること。
❹国の制度の問題として、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」や交付金の問題。地方消費税交付金の配分や地方交付税削減。ふくらむ臨時財政対策債の問題を指摘。
<国保会計>
❶決算を認定した上で、医療費の増大傾向、特定健診受診率の伸び悩み、医療費抑制の目標設定と具体的な懸賞の不足等を指摘。法定外繰入の問題点も指摘。
❷国の課題として、市長が5月25日に国に提出した緊急要望を受け、国庫負担割合の増による国保財政基盤の拡充・強化を求めること、子どもにかかる税賦課の見直しや特定健診等の国庫負担金の見直しを議会としても求めることの重要性を提起。
❸経済格差が健康格差をもたらしている実態を踏まえた根本的な対策の必要性を指摘。
<介護保険会計>
❶決算を認定した上で、全高齢者の実態調査と高齢者マップの作成の必要性を指摘。保健師、管理栄養士、歯科衛生士による訪問活動ならびに公民館等でのサロン活動の必要性を指摘。
❷国の介護保険制度の縮小政策、低所得者層ほど介護認定が高いという実態の下で、地方自治体の先を見据えた取り組みが不可欠であることを指摘。
一般会計、各特別会計は全て認定されました。委員会の模様はインターネット議会録画で見ることができます。(21日の分は29日ころになります)
特別委員会における審査結果は9月27日の本会議で岩井秀一委員長が報告し、そのあと討論、採決が行われます。