愛知県豊明市の新エネルギー推進計画を視察

豊明市の視察
豊明市の視察

 10月4日は、古賀市議会・市民建産委員会の視察2日目です。10時から愛知県豊明市の「新エネルギー推進計画」について視察研修しました。

 月岡修一議長は歓迎挨拶の中で、豊明市が人口68,700人、面積23.2平方kmであり、桶狭間の戦の戦場を抱えていると紹介してくれました。

 行政経営部企画政策課が2016年度から2025年度までの第5次総合計画の特徴について説明してくれました。市民ニーズに基づく目標設定、40のめざす姿、ツリー型ロジックモデルというツールを用いた職員による有効な手段、中学校区ごとの地域別計画の策定などが大きな特徴でした。また新エネルギー推進計画の計画期間を総合計画に合わせて策定していました。

 新エネルギー推進計画(2013年~2025年)について環境課の方から説明を受けました。具体的な取り組みとして、➀太陽光屋根貸しプロジェクト(12校の小中学校全てで発電事業)、②エネルギー・環境学習プロジェクト、③地中熱利用プロジェクト(消防本部で導入)④市全域の防犯灯の現状把握とLED照明導入補助事業(4262基のうち2000基をLED化)などに取り組んでいます。

 生ゴミの堆肥化は2006年度から取り組んできたが経費がかかるということで2017年3月で終了する予定とのことでした。

 説明の後、地中熱利用プロジェクトを実施した消防本部の空調システムを見学しました。約5000万円の補助を活用し、地下100mのパイプを18ヶ所の埋設しています。地下の18度程度の冷気を活用しています。ランニングコストで49%の削減効果が期待され、二酸化炭素の削減効果は18.6t-CO2/年。このシステムは小中学校での空調設置に活かせるのではないかと感じました。

 豊明市の皆さん、ご丁寧な説明をしていただき誠にありがとうございました。

地下熱利用の空調システムを導入した豊明市消防本部
地下熱利用の空調システムを導入した豊明市消防本部