12月5日の古賀市議会本会議で各議案に対する大綱質疑が行われました。私は4件について質疑しました。答弁の概要は以下のとおりでした。長いですがよかったらお読みください。詳細は各委員会、特別委員会で審議されます。
第85号議案「古賀市社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について」
①ゲートボール以外に、グラウンドゴルフ、自治会や子ども会育成会等の地域行事、雨天時の野外活動、フリーマーケットなどの地域交流事業の利用が考えられる。
②今後の改修や予算措置につきましては、多目的グラウンドとしての利用状況及び利用者のニーズを踏まえ、指定管理者と協議しながら進める。
③「千鳥苑」は、今後更なる高齢化の進展に伴い、地域福祉の充実とともに、社会福祉センターに求められる役割は増大するものと考える。一方で、当該施設は建設から39年が経過し、老朽化が著しいことから、今後必要となる施設の維持費等を踏まえ、当該施設のあり方について、検討を行う必要がある。
④千鳥苑の将来構想策定を指示すべきではないかと質問したところ中村市長は、公共施設総合管理計画の中で考える。機能は維持、発展させたい。改修して長持ちさせるか、機能を移転させるか柔軟に検討したい。
第87号議案「古賀市税条例等の一部を改正する条例の制定について」
①セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されている。一般用医薬品等を安全かつ適正に使用できるよう環境を整え、軽度な体調不良等は、市販薬等で治療することを後押しするために創設された制度。
②今回創設された医療費控除の特例により、特定健康診査やがん検診などの受診率の向上、医療費抑制にも結び付いて行くのではないかと考える。
③市税としては、多少の減収は見込まれが、増大する医療費をできる限り抑え、「国民の健康寿命が延伸する社会」の実現に結びついていくのであれば、市全体としては、プラスに繋がると考える。
④ホームページや広報、今後 行われる健診や確定申告会場での周知を行っていきたい。
第91号議案「平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について」
①今回の補正予算は、性格的には社会保障費の増に伴う補正と考える。
②扶助費が、近年、右肩上がりに伸びていることから、予算計上時の見込みは難しくなっている。
③本市は前年度繰越金を補正財源としており、財源が不足した場合は財政調整基金の取り崩しに頼ることになる。年度末に余剰金が見込まれる場合は、基金への上積みよりも先に、当初予算における財政調整基金を取り崩さないことを検討する。
第94号議案「工事請負契約の締結について(古賀市防災行政無線(同報系)設備デジタル化工事)」
①今回の防災行政無線のデジタル化工事により、情報伝達手段が拡大すること、総合防災システムの導入により多種の情報収集、分析が可能となること、また、速やかな発令判断が可能となることが地域防災力の向上につながる。
②熊本地震を教訓にし、必要性を強く感じ、災害対策室の整備を行うものである。
③総合防災システムの構築により、情報収集や発令判断が速やかに行えるようになるが、行動パターン等が変更されるものではない。
④屋外スピーカーの増設やデジタル化による音質の向上と地域環境に応じたスピーカーの調整を実施することにより、「聞こえにくい」という問題はかなり改善されるものと考える。