古賀市議会補正予算特別委 西鉄宮地岳線跡地購入めぐり質疑集中

1月22日、古賀市議会・補正予算審査特別委員会が開催されました。私は委員会を傍聴しました。
 一般会計補正予算は修正案が提出されたことから25日に討論、採決が行われます。

 今回、特に注目したのは西鉄宮地岳線跡地の購入費4286万2千円です。市の説明では、国の補助金(社会資本整備総合交付金)の交付で事業進捗が可能となったことから、中川区内の約6300平方メートルを土地開発公社から買い戻すとのことです。単価は6466円/平方メートルで年度内に取得予定。

 質疑で明らかになったことは以下の点です。
①補助金の対象は「道路」であり、車道、遊歩道、自転車道等を含む。遊歩道だけでも可能である。
②補助金の一部は年度内に使わないと返還しなければならない。
③中川区内を取得するのは、同区が詳細設計を了承したから。事業展開しやすいところから買い戻す。
④田辺市長は所信表明で、「地元の意見を踏まえながら、安全・安心の確保、憩いの空間形成なども含めた活用方法を検討」と述べた。今後も市長を交え地元と意見交換しながら進める。

 残された疑問点は以下の点です。
①田辺市長の所信表明によれば、跡地全体の活用方法を検討すると読み取れます。であれば建設課だけではなく、都市計画課、経営企画課も交えて本格的に再検討すべきです。
②「事業展開しやすいところから買い戻す」という答弁がありましたが、どのような「事業展開」なのか。全体を再検討するなら「虫食い的」な事業展開は避けたほうが良いと思いました。
 この2点は一般質問で解明して欲しいと思います。

中川区内を買い戻す予定
中川区内を買い戻す予定