1月24日の古賀市議会・一般質問(二日目)を傍聴しました。4人の議員が田辺一城市長の所信表明をめぐり議論しました。子育て支援、剪定枝回収、「コガバス」、財政運営、中期財政見通しに関する市長答弁の概要を表にまとめました。
私の感想は以下のとおりです。所信表明は全く言及されなかった公共交通や財政運営について、一般質問で取り上げられたことは大変良かったと思います。その上で気になった点を以下述べておきます。
①剪定枝回収はこれまで舞の里で行われてきたモデル的な取り組みの評価がなかったのは疑問。また、自己搬入できる体制について再質問で掘り下げられなかったのは残念だ。
②財政運営について所信表明で触れなかったのは「意図はない」と答弁した。行財政運営に対する認識不足と指摘されても仕方がないと感じた。
③中期財政見通しについては中村前市長の答弁を繰り返した。ただ、「見える化」を進める中で検討すると答弁し、これが「前向き答弁だ」と強調した。
しかし、単なる「見える化」ではなく、計画的行財政運営の基本として中長期財政計画が必要であるという認識を明確にすべきだと感じた。「SIM2030」の取り組みも職員内部で検討されているはずだ。