3月5日の古賀市議会でたいへん気になる発言がありました。「道の駅」に関する田辺一城市長の答弁です。
田辺市長は「道の駅」について、コンサルの基本計画や市民との対話集会での意見を踏まえ決定すると答弁しています。
一方、2019年度当初予算案には、「道の駅の整備に向けた測量・調査・設計を行う」ための予算が3660万円計上されています。
これは整合性があるのかという指摘に、市長は、決定の時期は2019年度になること、もしやると決定した場合に予算がないと時期が1年ずれること、予算があれば速やかに事業を進められるという趣旨の答弁をしました。
市長がやるかどうかを決定していない事業の予算を計上するということはありえないことです。もし年度途中に決定された場合は補正予算を提出するという選択肢があります。
これは「道の駅」の是非以前の話です。議会に提出した予算案がこのような性格の提案であるとしたら大変なことです。
予算審議や一般質問でさらに深めてほしいと期待します。
私は、議会に期待するだけではなく、田辺市長に「質問」を送信しました。その概要は以下のとおりです。
①「道の駅」について2018年5月15日の庁議で当時の中村市長の判断で候補地を1ヶ所に選定したことを継承するのか。
②平成31年度予算案に「道の駅の整備に向けた測量・調査・設計を行う」予算が盛り込まれたことは矛盾しないか。
③「もしやると決定した場合に速やかに事業を進められる」という説明は予算編成ではありえない説明だがどう釈明するか。
④「道の駅」に関する対話集会はゼロベースの対話集会か、理解を求める説明会か。
⑤「道の駅」の総事業費は約12億円で市の実質負担は約8億円と説明されてきたが、財政投資と将来の財政状況への影響について対話集会で説明するか。
⑥コンサルが策定する「道の駅基本計画」を吟味して市長判断で結論を出すのか。
対話集会が開催される3月9日前に回答することを求めています。