7月12日、「ひさやま元気予報」活用について九大の吉田大悟先生の講演を聞いてきました。
「ひさやま元気予報」とは、現在の健診結果の状態が続くと何%の確率で糖尿病や心血管病を起こすか、同性同年代の平均的な人と比較して何倍なりやすいかを数値で示します。
大事なことは、体重、運動、禁煙について改善するかどうかの選択をすると、改善した場合の数値がわかることです。
「これではまずい」と思うかどうか、「改善すればメリットがある」と思うかどうか。行動を変えるきっかけ作りですね。
私が今回の講演で一番ショックだったのは、通常の保健指導とICT保健指導による血糖値や運動習慣、禁煙習慣の変化の比較でした。「ひさやま元気予報」のようなICTを活用した保健指導の方がはるかに改善率が高いというデータです。
では、現状のままの保健指導は効果がないのか?改善の余地はないのか?疑問を抱きました。そこで会場で質問しました。
吉田大悟先生の回答は、ツールの一つでありこれで全てうまくいくわけではない、解決すべき病気のターゲットを定めることが大事、改善策は個別のアドバイスで対応しますという趣旨でした。
「ひさやま元気予報」の目的や効果などについて引き続き学習してみたいと思いました。
吉田大悟先生、福岡市の市民公開講座の関係者の皆さん、本当にありがとうございました。