8月5日の古賀市議会・市民建産委員会での所管事務調査の中で、西鉄宮地岳線跡地の整備について質疑が行われました。
明らかになったことは主に以下のとおりです。
①市民との対話集会については中川区も予定している。花見地区では3年ぶりに行ったが出された意見を整理して継続する。古賀北区も継続する。
②当初は遊歩道というコンサル案だったがなぜ車道に変更されたかという質疑に、最初のコンサルは現道がないところは車道ができないという認識だった。その後、車道が整備できることが分かり、それなら車道にしようということで3役会で変更したとの答弁。
③総事業費についての質疑に、、約10億円という答弁。毎年の跡地の草刈等の経費については、2018年度では580万円(管財課担当)と答弁。
④整備イメージの中に宅地化はあるのかという質疑に、中川から花見地区では地元協議で広場等の話がまとまりなおかつ残地があれば宅地販売したい、北花見から福津境までは宅地販売を考えている。宅地販売は建設課の担当ではないのでイメージ図から外していると答弁。
⑤整備の目標時期の質疑に、できるだけ早くやりたい、住民との対話・調整が必要、もし測量に着手できたとしてそこから10年はかかると答弁。
傍聴していて感じた疑問点は次の点です。
①跡地の担当が経営企画課から都市計画課、そして現在の建設課へと移る中で「遊歩道」から「車道中心」に変更されてきたのか?
②2016年時点では、宅地化も含む利用計画案が私が所属していた市民建産委員会に報告されていた。しかし現在は道路整備となり、宅地化は担当が違うということで外されている。これで跡地全体の活用に向けた議論ができるのか?
③抜け道的要素の多い車道を10億円、いやそれ以上かけて費用対効果はどうか?宅地化による持続可能な税収を積極的に取り入れて良いのではないか?
④車道整備が使命の建設課だけでは跡地全体の活用構想を練り上げるのは難しいのではないか?市長も変わったことだし、持続可能な地域づくりの視点から、経営企画課、都市計画課、財政課、コミュニティ推進課等を含む横断的組織で再検討してはどうだろうか?
難しい判断が求められる課題です。「最後は市長が政治家として判断する」と一任できるような課題ではないような気がします。2022年から10年間の総合計画を練り上げる時期です。将来をしっかり見据えて有効活用を導き出しませんか!