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在宅医療 寸劇で楽しく学びました

12月19日の午前中、古賀市舞の里3丁目の集会所で在宅医療を学ぶ寸劇とグループ討議、講演が行われました。すこやかクラブ舞の里のみなさんの例会における取り組みでした。

 

 11月23日の在宅医療のススメ講演会(岩野歩先生の講演とシンポジウム)に参加した方からもっと詳しく知りたいと言うご要望がありました。そこで福津市の明日香クリニックの入来勇人先生にご相談したところ、医療、介護スタッフの皆さんによる寸劇ということになりました。

 

 寸劇では80歳の女性を主人公に、在宅医療の選択と地域連携室→ケアマネージャーなどによる担当者会議→訪問介護・看護・診察の開始→病状の進行と家族の対立→人生会議・事前指示書の役割→自宅での看取りという時間の流れに沿った場面をわかりやすく伝えてくれました。

 

 寸劇を見た後は、4つのグループに分かれ、各グループには医療と介護のスタッフが入り、感想発表や質疑応答が行われました。古賀市には在宅医療があるのか、医師がすぐ対応してくれるのか、寸劇のようにスムーズに行けば良いが家族の対立をどうするか、一人暮らしの場合はどうするか等々、切実な声が次々と出されました。大変な盛り上がりでした。

 

 グループ討議の後は入来先生がお話ししてくれました。(1)医師は病気を治すが、土台には本人や家族の希望や価値観、覚悟がある。それを示すのが人生会議、事前指示書であり、元気なうちに家族でよく話し合ってほしい。(2)自分の命は自分のもの。日本では小さい時から最期は病院でとすり込まれている。医療と介護の連携が必要だが介護の人材が不足している。一人暮らしでは希望を伝える人がいないので代理家族という取り組みがある。行政の役割が大きい。

 

 私も今回初めて寸劇による在宅医療の説明を体験しました。とても楽しく、わかりやすく学ぶことができました。私の声かけで、古賀市の介護支援課、予防健診課、社会福祉協議会、看護大学さらにシニアクラブ連合会の皆さんも参加してくれました。

 

 入来先生には今後も継続して寸劇を広めていただきたいと感じました。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。すこやかクラブの皆さん、良い機会をありがとうございました。