2月10日、古賀市議会臨時会はクロスパル古賀の新たな指定管理者の指定に関する議案を審議しました。
新たな指定期間開始まで1ヶ月半しかない時期の臨時会への議案提出は本来は絶対避けるべきです。
古賀市議会議会運営委員会はこの臨時会での審議方法を真剣に協議しました。その結果、以下の点を申し合わせました。
(1)会期は1日間だが、本会議での大綱質疑を行ったあと文教厚生委員会に付託して質疑、討論、採決を行う。本会議を再開し、委員会審議結果報告を受けたあと討論、採決を行う。
(2)文教厚生委員会として資料要求を行い、事前の提出(2月7日)を執行部に求める。
この経験は古賀市議会でも初めての経験です。
その結果、議会として慎重審議を行うことができたと思います。主な成果は以下のとおりです。
①資料要求の結果、2月7日に9種類、100ページの資料が提出されました。文教厚生委員会での質疑に役立ちました。私は事前に読み込み、13点の質疑を行いました。
②本会議では私を含む3人が大綱質疑を行いました。
③付託された文教厚生委員会では3時間20分にわたって審議が行われました。正副委員長は昼食抜きで報告書を作成し、15時30分に本会議が再開されました。
④再開後の本会議では1人が反対討論、私を含む3人が賛成討論をしました。私は田辺市長に「反省と教訓」を強く求めました。西部ガス興商グループを新たな指定管理者とする議案は反対1、賛成16(欠席1)で可決しました。
切羽詰まった執行部の提案に対し、議会として最大限の権能を発揮したと思います。議会運営委員会で協議、申し合わせできたことが良かったと思います。
田辺市長にはクロスパルこがの適正な運営と将来ビジョンをしっかり検討することを求めます。新たな指定管理者には3年間という期間ですが、古賀市民、障がい者や高齢者の皆さんが使いやすい施設となるよう管理・運営していただくことを期待します。