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補正大綱質疑(論点1) 議案等は庁議で審議すべきではないか

6月10日、新型コロナ対策補正予算について大綱質疑を行い田辺市長と議論しました。
 大切な税金を使い、2億9000万円の補正予算ですので慎重に議論すべきだと思います。
 その一つのテーマが、議会への提出時期や議案の検討過程です。田辺市長は新型コロナウィルス感染症対策本部が現在、最も枢要な会議でありここで検討することは何ら問題はないと答弁しました。
 私は迅速かつ効果的に対策を検討・決定すべきだが、議会提出案件は庁議規程に基づき庁議できちんと審議すべきではないかと指摘しました。
 庁議の会議録を見ると、議会提出案件について全く審議されていません。庁議は市長の意思決定を補佐するだけ、内部会議で協議すれば問題ないという考えは、ワンマン体制につながる考えではないでしょうか。

 新型コロナウィルス感染症対策本部は、緊急事態宣言が解除され法的根拠がなくなりました。またこの対策本部が行うべき事項ではない議会招集日、補正予算等の議案の検討・決定は問題です。対策本部会議は警戒本部に切り替え、感染症対策に関する必要な措置を実施することに限定すべきです。

 古賀市の行財政運営の基本が崩れ始めているのではないかと危惧します。このことは各事業の有効性や職員のモチベーション等にも影響を及ぼす可能性をはらんでいます。

 庁議と対策本部の比較を表にしました。
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