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SDGs 田瀬和夫さんの基調講演をオンラインで視聴

11月16日、九州SDGsフォーラムを視聴しました。九州産業局からフォーラムの賛同団体が発足時324団体・個人が566に増えたと報告がありました。
 基調講演を行った田瀬和夫さんは、SDGsが目指す世界像・ストーリーとして、「世代を超えて」、「すべての人が」、「自分らしく」、「よく生きられる」の4要素を説明。全体として理解することが必要と強調しました。
 企業が取り組む大義として、利益を得ながら社会に善をなすということ。小義として、新市場、顧客の求め、優秀な人材の3点をあげました。
 そしてコツコツ積み上げる方法と大きな目標から逆算する方法(バックキャスティング)の組み合わせが大切であり日本が得意とするところだと述べていました。
 自治体の事例について恩納村、宗像市、小松市を紹介していました。地域循環共生圏、自律的好循環(資金の還流と再投資)というビジョンだと思いました。
 特別講演を行った新居大介さんは、中小企業でのSDGs推進方法を具体的に説明しました。会社を守り、将来を創るツールとして重要になっているという現実です。
 取り組み方のキーワードとして、社長一人で進めない、人の考えを否定しない、定期的なレビューを行うという点が印象に残りました。特に、社員に権限を移譲し、若者、女性、外国人に積極的に参加してもらうこと。モチベーションや自己有用感が極めて大切だということです。
 フォーラム参加や古賀市での勉強会を重ねるうちに、少しづつ理解が深まっているような気がします。中小企業も自治体も共通している面があると思います。
 モチベーションと自己有用感というキーワードです。議論の積み重ねが必要不可欠です。「SDGsの視点は共有している」、「行政が行っていることはすべてSDGsに関連している」とトップが「解説」するだけでは力にならないような気がします。
 古賀市で継続してSDGs勉強会を行っていきたいと思います。一緒に勉強しませんか!