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中村哲医師 モニュメント要望決議案に反対討論

12月16日の古賀市議会12月定例会最終日の本会議で、「古賀市名誉市民 中村哲医師の功績を称えるモニュメントの設置を推進する決議」(提出者:吉住長敏議員)について、反対の立場で討論しました。
 私の討論の趣旨は以下のとおりです。
①中村哲医師の功績を称えようという提出議員の想いは賛同できる。顕彰のあり方は市民、行政、関係者とともにしっかり議論を積み重ねる必要がある。
②決議案の趣旨は、モニュメント設置を市長に要望するというものである。提出議員からこの決議案の提出に至った経過や想いは、本会議の場で十分発信された。
③提出議員も認めているように、中村哲医師の顕彰のあり方について議会内部での議論が全く行われていないことは明らか。これが反対する唯一の理由。
④提出議員には、いきなり決議ではなく、中村哲医師の功績をたたえる方法について議員同士で議論する手法を選択して欲しい。
⑤いま議会に必要なことは、議員相互の信頼関係を基礎に、議員間討議を積み重ね、合意形成を図ることに力を注ぐこと。議員間討議を真剣に積み重ねれば、必ず最善の案が生まれると信じる。議会の一体感も醸成される。中村哲医師もそのような状態を望んでいると推察する。
⑥提出議員の問題提起に感謝するとともに、議員間討議の途に着くことを呼びかけ、討論とする。
 採決の結果、反対11、賛成7で否決されました。
 皆さんのご意見をお寄せください。