2月6日の「日曜討論」で緊急事態延長後の課題が取り上げられました。大阪府豊中市のコミュニティソーシャルワーカーの勝部麗子さんが現場の声を届けていました。
(1)自宅療養では、妊婦、外国人、一人暮らし、認知症家族は不安がいっぱい。経験共有と地域ぐるみの生活支援が必要。
(2)ワクチン接種については、「一人も取り残さない対策」が必要。外国人、認知症かもしれない一人暮らし高齢者、ホームレス状態の方。これに対し、厚生労働大臣は住民基本台帳に登録されていない人にも接種すると発言。
(3)貸し付けだけでは対応できず、人によっては10年間返済に追われ生活を立て直すことができない。償還免除の検討を求める。厚生労働大臣は緊急小口は免除したと発言。
(4)生活保護に結びつかない理由は、①扶養紹介②資産要件③社会の厳しい目の3点。新しい給付制度の創設を求める。厚生労働大臣は、要件緩和や意味のない扶養紹介は検討するよう自治体に伝えたいと発言。古賀市でも生活保護は横ばいとなっています。要因を深く検討すべきだったと反省。
(5)今後の課題として、「経済か感染予防か」の2本の柱だけではなく、「人と人のつながりを取り戻し孤立化を防ぐ」というもう一つの柱をしっかり考えて欲しい。(勝部麗子さんのコメント)