3月8日の文教厚生委員会で介護保険料を月額基準額4800円を5100円にアップする議案について審査しました。
3年前は100円値下げの提案に対し議決では可否同数、議長裁決で可決されました。私はもちろん賛成しました。値下げしても3年間黒字続きでした。
介護保険料は、2021年度から3年間の総事業費を推計して算出されます。今回はそれに加え、コロナ禍による高齢者の介護状態の悪化を懸念したとのこと。5億円となった基金を介護保険料の為ではなく急増が予想される介護サービスを提供するために活用したいとの説明がありました。
負担だけ増えてサービスが制限されないか、高齢者の保健事業と介護予防の一体実施で効果を生み出せるなど詳細質疑を行いました。
コロナ禍の影響が確かに心配です。必要なサービスが提供されるよう準備しなければなりません。
一方で、黒字が続き、介護より医療に流れる現象が進めば、根本的に見直さなければならないと思います。議決する議会もその責任は問われます。
機構改革で介護支援課が廃止されます。進捗管理については今まで以上に注視する必要があります。
以上の観点から、今回の提案について賛成することにしました。最終日の本会議でも討論を行い市民への説明責任を果たしたいと思います。