3月23日の予算審査特別委員会で、第14号議案・2021年度一般会計予算に対し賛成討論を行いました。その理由は次の通りです。
①この予算の最大の特徴は、新型コロナワクチン接種と古賀北中大規模改修です。いずれも必要不可欠な予算である。
②3中学校区へのコミュニティソーシャルワーカー、おたふくかぜ任意予防接種費用助成、特定不妊治療の費用助成、幼児教育・保育の無償化対象外の子どもに対する多様な集団活動の支援などの新規事業は市民の切実な要望にこたえるものとして評価できる。
③執行上留意してほしいこと。
ア)第5次総合計画の基本構想案の策定は執行部全体でしっかり議論すること、財政フレームやSDGsを盛り込むこと、基本構想審議会でワークショップを行うなど慎重審議を保障すること。
イ)薬王寺インキュベーションの委託契約締結前に収支見通しを議会、市民に提示し意見を求めること、見通しが成り立たない場合の見直し・撤退の基準を定めること、関係者との協議をきちんと行うこと。
ウ)地球温暖化対策としてゼロカーボンシティ宣言を早急に実行すること。
エ)地域コミュニティ対策を強化し、全公民館・集会所のWi-Fi環境を整備すること。
カ)保健福祉部の機構改革、経営戦略課の所管をはじめ執行体制に不安材料がみられる。職員の声をしっかり把握し、人材育成、モチベーションアップを図ること。
予算案は委員会採決の結果、反対1、賛成16で可決されました。