· 

第5次古賀市基本構想 6点の提言踏まえ可決

11月30日の本会議で、第5次古賀市基本構想を審議しました。
 まず特別委員会の審査結果を田中英輔委員長が報告しました。報告の中で、①議会の意見、提言の尊重②中長期的見通しに基づく財政運営③まちづくり指標の中間年次における検証、アクションプラン指標の毎年度検証と市民への提示④人口の社会増をめざす対策⑤平和と人権の取組⑥自治会、校区コミュニティの活性化の6点を提言しました。
 討論では、反対討論を内場議員、賛成討論を吉住議員、森本議員そして私が行いました。森本議員は会派・友和の提言の中でSDGsとの関連付けを求めたことを指摘しました。
 採決の結果、反対1、賛成17で原案は可決されました。
 私は討論の中で、委員長の提言取りまとめを評価したうえで以下の点を述べました。
①議決に至る経過はすべて公文書として残し、志ある方々や若い世代に検証可能な記録を残せたこと。今後は市民とともに提言を具体化することが私たちの責任。
②まちの将来を創造するのは基本構想の文書ではなく市民、とりわけ次世代を担う若い世代であること。
③基本構想は大きなマイナスにもプラスにもならない。策定過程の議論は不十分だが、職員の問題意識や力が発揮されるのはこれからだということ。
④指標の「上昇」を認めるのは恥ずかしいが、成果指標について毎年度市民の評価を受け公表することで現状を克服できるということ。
⑤アクションプランは示されていないし、できていない。これが古賀市にとって有効なのか。毎年度ローリングは現実的なのかは残された課題。
⑥対案提示や修正するくらいの議会力を養成することを議会自身の課題として共有したい。
⑦具体的なことはアクションプランに先送りされた。これを打開するには基本構想策定ではなく総合計画策定に関する条例が必要。
⑧基本構想審議中に千鳥苑の移転・廃止等が明らかになった。最上位計画である総合計画への理解を得られない。丁寧な説明と対話による最善策模索が必要。
⑨第5次総合計画策定は終わっていない。アクションプランが示される来年3月議会が仕上げの議論の場となる。
 討論の模様はインターネット議会録画で視聴できます。
 討論の全文を私のホームページにアップします。
 皆さんのご意見をお寄せください。
ダウンロード
第5次古賀市基本構想に対する奴間健司の賛成討論全文
211128第82号議案第5次古賀市基本構想に対する討論・奴間健司最終版.pdf
PDFファイル 267.7 KB