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次期介護保険料 月700円以上の値上げか

●介護保険料 700円以上の値上げか
 10月25日の文教厚生委員会で2024年度から3年間の介護保険料の案について質疑しました。委員会に提出された第9期介護保険事業計画(案)によると次期の介護保険料は月額基準額で5829円となっています。月729円の値上げ案です。区分は12段階から13段階とし、第2区分については激増を避ける市独自の割合としています。介護保険が始まってからの25年で1.91倍です。また団塊世代ジュニアが75歳となる2040年の推計は月額7790円です。大変な増額推計です。
 私は2000年以降の介護保険料の推移を示すグラフを資料として提出し質疑しました。
①来年度予算編成に向けた市長メッセージには高齢者の「いきがいポイントアプリ」しか記載されていないのはどういうことか?(答弁)住み慣れた地域でともに支えあい、健やかに最期まで安心して暮らせるまちづくりをしっかり取り組んだうえでアプリにも取り組みたい。
②中期財政見通しに影響するか?(答弁)低所得者の負担軽減を図るために公費を投入する。一般会計から繰り出しがあるため影響する。
③25年間で1.9倍もの増額となることをどう評価するか?月額で729円の増額の要因は?(答弁)大きな増額で生活負担は厳しいと思う。できる限り抑えて示したい。給付費が13.7%増となる見込みであること、給付費の5%相当額が調整交付金となるが古賀市の場合は2%弱となる見込みであることなどが増額の要因。
④子どもから高齢者までの健康づくりが必要ではないか?(答弁)しっかり取り組み介護保険料負担抑制につなげたい。
 11月6日から1か月間パブリック・コメントが行われます。皆さんの意見をぜひ市に届けましょう。来年度以降3年間の介護保険料は来年3月定例会で審議することになります。